ドイツの製鉄プラント世界大手SMSグループは、電炉設備向けとなる水素式バーナーの開発事業で、実炉を用いた工業試験に成功したと発表した。バーナーは、炉内で鉄スクラップを溶かすための補助的な熱源供給設備だ。この燃料を従来の天然ガスなどから、燃えても二酸化炭素(CO2)が出ない水素に切り替える試みで、電炉の新たな脱炭素化技術として実用化を目指す。...