2024年度の平鋼需要は前年度比約3%減となる65万トン程度となる見通しだ。ボリュームゾーンの中小建築案件の低迷が続いているほか原料となる鉄スクラップ市況の軟化を背景とした10月の東京製鉄による値下げにより先安観が台頭。8~10月にかけて発注を抑制する傾向が見られた。ただ、下期は減少した在庫の補充などで回復し、上期を上回る見通し。