入社後一貫して鹿島の高炉業務に従事し、特に出銑作業で幾多の改善を成し遂げてきた。出銑口の開孔用ドリルの保護に水滴ブローを採用した第一人者。従来、銑鉄付近で水の使用は水蒸気爆発の懸念から厳禁だったが、水滴の出し方に工夫を凝らし使いこなすことに成功した。開孔しない状態が長引くと高炉操業は不安定になりやすい。水滴ブローでドリルの保護性能が増し、開孔...