京都大学理学研究科の中西和樹准教授はこのほど、孔の中に白金などの金属ナノ粒子を析出させることが可能な新たな多孔性材料を開発した。金属ナノ粒子を析出させた多孔性材料は触媒としての利用が可能で、反応後も回収が簡易化できるため、化学反応の低コスト化などが期待できる。今回開発されたのは「水素シルセスキオキサン塊状多孔体」と呼ばれる多孔性材料。(1)簡...