日立金属は、18年度ごろをめどに工具鋼の生産・販売規模を現行比17%増となる月7千トンに拡大する。安来工場の大型設備投資により、製品競争力が高く、流通・ユーザーにとって使いやすい高級工具鋼の供給体制を整え、海外市場で販売を伸ばす。国内市場では製品競争力を生かしてシェア拡大を図り、現状規模を維持する。現在の月間販売は6千トンで、国内が約4千トン...