先週のロンドン金属取引所(LME)亜鉛相場では、現物価格が先物価格を上回るバックワーデーションが連日続いた。需給タイト感の強まりが市場で意識されたことが影響した。しかし25日に値差は縮まっており、需給指標であるLME亜鉛在庫が2日にわたって増加したことで過度な供給懸念は足元後退したとみられる。 LME亜鉛在庫の大部分を特定企業が保有している...