日本製鉄は、鋼板輸出の大幅値上げに向け商談を本格化させた。熱延コイルではトン当たり800ドル、冷延コイルでは850ドルを提示し、すでに一部ではホットで800ドルの成約を複数獲得している。年明けも国際市場の需給ひっ迫は続いており、日鉄は限られた輸出余力を高価格帯の取引に振り向け、収益の最大化を図る。