銅スクラップは、低調な荷動きが1カ月以上にわたって続いている。荷動き鈍化のきっかけとなったのは相対取引の目安となる電気銅建値の下落。相場水準が一段下がる中、銅スクラップを扱う再生原料問屋は下落以前に仕入れた高値の在庫を出荷できずにいる。また、発生が乏しい環境下での流動性の低下は市中の品薄感の強さにも影響している。 電気銅建値は今夏大幅に下落...