中部地区のステンレス流通が、ニッケル系冷薄(冷延鋼板)の値上げ浸透に向け一段と売り腰を強めている。直近のメーカー売値が下げに転じる一方、足元の仕入れ値は最高値圏にあり価格転嫁が急務となっているためだ。実需が伸び悩む状況でも価格重視の商いを展開する流通が過半を占める中、目先も地区ニッケル系冷薄相場は強基調で推移する見通し。 国内メーカーは3月...