シームレス鋼管は、メーカーの値上げと配送費や労務費など流通コストの上昇分を7月中にほぼ販売価格に転嫁した。そのため相場は横ばいの落ち着いた展開となっている。 荷動きは低調で、前年同時期と比べると10%強落ち込んでいる。建機、産機も振るわず、堅調なのは先行きまで受注残を抱える造船のみだ。年度下期からの需要の回復を期待しているが、実際は足元のよ...