鉄鋼、アルミニウムに追加関税をかけた米国の「通商拡大法232条(国防条項)」が発動されてから6年が経過した。自国優位の保護貿易主義に対しては、WTO(世界貿易機関)ルールに抵触するといった各国からの批判が挙がったが、米国は一貫して、措置撤回に後ろ向きだ。鉄鋼ではむしろ、今年に入って、メキシコを巻き込んで規制強化にかじを切り始めている。232条...