高力ボルトメーカー各社が4月頃から進めている3万円以上の値上げは、ようやく一次流通に浸透した。メーカーごとに上げ幅やタイミングにばらつきがあることから波及は鈍足だが、流通もユーザーに段階的に値上げを申し入れている。 これまでに、素材だけでなくエネルギーコストや人件費なども高騰。今年に入って高力ボルト協会は、いわゆる「2024年問題」に対応す...