ニッケル系ステンレス薄板は1万円高となった。原料市況は軟化気味だが、値上がり玉の入荷に加えて、コイルセンターの加工賃や輸送費、労務費など流通コストも軒並み上昇。流通筋が採算確保に向け唱えを引き上げていたもの。 一方、需要環境はさえない状況が続いている。半導体関連が若干持ち直しているものの、店売りの主力である建材向けは低迷。今週はクロム系も1...