関西地区の店売り薄中板市場は、建築・製造業向けともに需要の低迷が続いている。コイルセンター(CC)など扱い各社は仕入れを抑制しているものの、出庫が鈍く、自販の在庫率はやや上昇傾向にある。足元のマーケット環境がコロナ前の水準に戻る兆しに乏しい中で、精彩を欠く荷動きが常態化しそうという懸念の声も市中から聞かれる状況だ。