山形県の建築物件向け鋼材の荷動きは、物価高騰を受けた緩慢な新築需要や設備投資の低迷などを背景に盛り上がりを欠く。年度当初こそ工事のずれ込みに対応した出荷が散見されたものの、5月連休明け以降は物件薄が顕在化。先々の手配の動きに関しても物件が見えないため本格化しておらず、下期への不安が増している。 春先のメーカー値上げによる価格転嫁が進んでいる...