全国的に中小物件を中心とする建築需要が振るわない中、建材向け店売り比率が高い中部地区で他地区からの販売攻勢の動きが一部で出ている。このまま需要不振が長引けば、縮小するパイの獲得をめぐり流通間のさらなる競合激化の懸念材料になる可能性もある。鉄鋼メーカーは鋼材価格の値上げを進めるが、流通は自社コスト増分や製品価格の転嫁、適正収益確保が一段と難しい...