原料炭のスポット価格が軟調だ。対日四半期価格の指標となるスポット価格は今週、1トン240ドル(一級強粘結炭、本船渡し価格)を割り込み、約9カ月ぶりの安値を付けた。直近1カ月で2割強値を下げた形だ。 アジア市場では、高値警戒感が広がる中、高炉メーカーやコークス専業メーカーに買いを手控え動きが目立っている。供給サイドでは依然として生産・出荷の伸...