首都圏の鋼板類は薄板3品、厚中板ともに上伸力を欠いたまま年度末を迎えた。店売りマーケットの末端実需不振が要因だが、人件費や物流費、光熱費、副資材費といった諸コスト高騰の折、高炉メーカーの店売値上げに伴う仕入れ値上昇も加わり鋼板扱い筋にとっては売値への転嫁が待ったなしの状況だ。 薄板流通大手の古賀オールや明治鋼業が、年度替わりの4月出荷分から...