「組合員と会社双方の頑張りが結実した」。知己の労働組合幹部は今春闘を振り返った。電線大手メーカーは近年まれに見る高水準となる賃金改善1万~1万5千円で回答。人への投資や物価高への配慮、経済の好循環に寄与することなどがその背景とみられる▼未来を支える人材の確保・定着には汗を流す対価が適正と胸を張れることが不可欠。特に労働人口減が見込まれる中、...