――24年度の鉄鋼事業を取り巻く環境をどう展望しますか。 「国内需要は23年度のほぼ横ばいになるだろう。自動車は国内完成車生産台数想定が900万台程度であり、堅調な推移を見込む。建設分野は人手不足がネックになり、大きな回復は見込めそうもない。しかし、鋼材の在庫調整は進んでおり、株価の上昇やインバウンドの回復もあるので、年の後半での鋼材需要の回...