日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は先月29日の定例記者会見で、2024年度の粗鋼生産に関し、「(8700万トン程度と見込まれる)23年度の横ばいになるのではないか」と述べ、3年連続で9千万トンを割り込む可能性に言及した。鉄鋼連盟は昨年末、24年度について「23年度並み」との見通しを公表したが、足元でも需要回復は期待できない状...