非木造建築物で異形棒鋼など小形棒鋼を用いる鉄筋コンクリート造(RC造)は、同じく鋼材を多用する鉄骨造(S造)と並ぶ構造形式だ。国土交通省の建築着工統計によると、2023年4~11月累計のRC造着工床面積は、1622万400平方メートルとほぼ前年同期並みに推移している。だが鋼材など資材価格の高止まりや労務費上昇、人手不足も相まって中小案件を中心...