建設用鋼材のH形鋼に代表される形鋼の関東市場で、底値探りの動きが広がっている。いわゆる「物流業界2024年問題」で時間外労働の規制が強化される4月を前に、建値据え置きを続けてきた高炉・電炉メーカーが輸送費などコスト増を理由に値上げに転じるとの見方が台頭しているためだ。依然として中小建築物の出件が鈍く実需は盛り上がりに欠けるが、在庫販売の復権す...