ステンレス鋼線はニッケル系・クロム系ともに、1年を通して弱含んだ。流通各社は小口当用買いに徹し、市中では在庫調整が行われた。 自動車・建築・機械向けなど、ボリュームゾーンに当たる需要は全体的に停滞。LMEニッケル価格の先安観によるユーザーの買い控えなども、荷動き回復の重荷となっている。 足元では台湾・韓国などから安価な輸入材が入着している。...