1986年に新日本製鉄(現日本製鉄)に入社して以来、高炉や発電所などプラントの設計業務に長く従事してきた。 印象に残る仕事の一つが、90年代に挑んだごみ処理用の新型ガス化溶融炉開発だ。従来炉のプロセスを一から見直し、小型試験炉で実証を重ねた日々は「今の礎」と感慨を語る。初号機の立ち上げに四苦八苦したのもいい思い出だ。 2000年代に東邦チタ...