「水は未来の石炭なんだ」。フランスの文豪、ジュール・ベルヌが1874年に著した冒険小説『神秘の島』の一節にこうある。「石炭が枯渇したら」との問いに答える形で、水を電気分解して取り出した水素を利用してはどうかと着想した。あたかも水素社会の到来を予言したようだ▼近年は脱炭素の切り札として耳にしない日はないほど、水素の注目度は高い。燃やしても水に...