健康保険を取り巻く状況は、ますます難しい局面を迎えている。団塊世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年、そして高齢化のピークを迎える40年に向けて、後期高齢者支援金のさらなる増加が見込まれる。 さらに急速な少子高齢化、医療の高度化による医療費の増加など、現役世代の負担は厳しさを増すばかりだ。国民皆保険制度の持続性確保のためにも、全世...