コロナ禍前への社会活動正常化に進んだ2023年。鋼材需要は建設向けを中心に物価上昇や人手不足による実需低迷が響いて期待外れの感が強かった。鉄スクラップも市況は維持されたが需給は締まらなかった。一方、部品不足の解消で自動車分野は復調した。24年はどう展開していくのか、いくつかのキーワードから展望する。(小室 慎)