――下期に入り、2カ月が経過しました。各事業を取り巻く環境に変化はありますか。 「11月初めの第2四半期決算の発表時と比べ、状況は大きく変わっていない。鉄鋼需要は、自動車以外は低調で、当社の粗鋼生産量は今年度、600万トンを切るレベルにとどまりそう。原料価格上昇によるスプレッドの悪化も予想され、鉄鋼事業を取り巻く環境は厳しさを増している。アル...