海陸の物流に回復の動きが見られるようになってきた。内航船で自動車が全体の貨物輸送量を押し上げる一方、トラックでは建設に関連する貨物の景況感が改善する見通し。国際情勢や物価高といった懸念材料はありながらも、これらを取り巻く市場環境が好転すれば、鋼材需要を喚起する呼び水になる可能性もある。