サプライチェーン上の在庫調整により年初から低迷していた黄銅棒需要は、今夏に大底を脱した可能性が高い。自動車関連の受注が9月半ばから増加している。ある大手メーカーは「今月から生産量に反映される」と説明する。ただ自動車関連の需要割合は1~2割程度で、効果は限定的との意見もある。主力の住宅設備関連は在庫調整が完了する兆しが見られない。生産量が本格...