――社長としての抱負は。 「伊藤忠丸紅鉄鋼は統合から20年超が経った。発足当時の事業環境は厳しく丸紅、伊藤忠商事の鉄鋼製品事業は共に赤字。業界内でも5位と6位の存在だった。まず両社の中国・大連のコイルセンターが統合。このPMIを縁に、このままでは将来の繁栄はないという危機感と、一緒になって強くなろうという思いが一致して、業界に先駆けて統合が実...