東南アジア最大の鉄鋼市場、ベトナムが変調をきたしている。建材を中心に昨夏から急速に需要が落ち込み、熱延コイルを造るフォルモサ・ハティン・スチール(FHS)やホア・ファットなど高炉一貫メーカーは設立以来初とされる減産に追い込まれてきた。越市場の現況を追った。(ハノイ発=黒澤 広之)