複数の関係筋によると、日産自動車は2023年度上期から支給価格の単価表を改定し、磨棒鋼や冷間圧造用(CH)鋼線など特殊鋼棒線製品の二次加工賃を引き上げると取引先各社に通知した。二次加工賃の引き上げは22年度下期に続いて2半期連続。エネルギー価格などのコスト高に直面する棒線二次加工メーカーにとっては、適正な製造マージンの確保に向けた大きな前進となる。