脱炭素社会に対応して持続的な成長を目指す――。JFEスチールはこの課題の克服に向け、歩み始めている。 製鉄プロセスにおける削減目標としてまず掲げたのが、2030年度までの温室効果ガス30%以上削減(13年度比)。構造改革による上工程設備の集約だけでは、この目標の達成は難しい。省エネルギーの徹底に加え、鉄スクラップや還元鉄といった冷鉄源の活用...