東海カーボンの2022年12月期の連結経常利益は425億円と、前の期の1・7倍に拡大した。主力事業の一つで、電炉向け黒鉛電極事業も営業損益が前の期の赤字から大幅に回復、約80億円の黒字を計上した。長坂一社長は10日の決算説明会で「グローバル価格は昨年下期で30%程度の値上げを達成できた」と述べ、米国市場などでの価格改善が奏功したと説明した。...