中部地区の機械構造用炭素鋼(SC材)市況が、1万円続伸し過去最高値を更新した。仕入れ値上昇分の転嫁が実需不振下でペースが落ちながら徐々に進展。扱い筋による加工賃改定を受け入れる動きも広がり、市中相場はS45C=20万円と初めて20万円の大台に乗せた。 年明け以降も動きの乏しい展開が続きながら、諸コスト高などを理由に売値を維持する向きが大勢を...