今年の鋼材需要は、大型建築案件が昨年に引き続き堅調で、自動車などの製造業に関しても部品不足が緩和し、いずれ本格的な挽回生産に移行するだろう。国内だけを見れば悪くない状況だが、昨年同様ウクライナの戦争による資源高、中国のゼロコロナ政策によるサプライチェーンの停滞など海外情勢の変化の影響を受けやすいので、需要、価格とも不透明感が強い。流通とすれ...