2022年の関西地区の店売り薄中板市場は、母材だけでなくスキッドや輸送費など諸コストが上昇した。加工賃を含めてコイルセンター(CC)各社は価格転嫁に追われたが、低調な荷動きや高水準な市中在庫で、是正は道半ばで1年を終えた。またマーケット環境が芳しくなく、店売り市況は下期から値下がり基調となった。昨年の回顧と今年を展望する。(綾部 翔悟)