建築鋼材市場の先行きに不透明感が増す中、用途別で「工場」関連の案件が存在感を高めている。非住宅分野をけん引してきた「倉庫」の動きが一服する中、1年以上にわたって前年同月を超える水準で推移。物価高に伴う建設コストの増大に懸念が広がる一方で、製造業の国内回帰やインバウンド(訪日外国人客)の再拡大を好感し、基礎や躯体、外装材など需要の下支えに期待が...