マレーシアの中国系鉄鋼メーカー、アライアンス・スチール(連合鋼鉄)は、マレー半島東海岸のパハン州で年産能力350万トンの高炉一貫製鉄所を稼働させている。同製鉄所は中国の経済圏構想「一帯一路」の橋頭堡と目される一方、マレーシア国内では過剰能力が問題視される。しかし、同社は生産能力を年1千万トンに拡大し、鋼板分野への進出を計画する。国内外で波紋を...