三菱製鋼の22年4~9月期決算で北米ばね事業の営業赤字が22億円となり、期初予想より9億円悪化した。構造改革で休止したばかりの米国工場の一時再稼働にも踏み切ったが、カナダ工場の生産混乱が続いている。 永田裕之専務は「現行中期計画の主要課題とした海外事業の構造改革のうち、インドネシア特殊鋼電炉事業は成果をあげたが、北米ばね事業再建が道半ばだ」...