半製品・スラブの国際市況が「熱延コイル用」と「厚板用」とで明暗が分かれている。ホットは東南アジア市場などでトン当たり500ドル台後半にまで値下がりする一方、厚板は造船業界の受注回復で相対的に底堅い。厚板用スラブは600ドル台を保ち、製品のホットより高値となる異例の「逆転現象」が生じている。 海外ホット市況は国内の景気が冷え込む中国やモンスー...