中国・宝山鋼鉄は10月の国内ブリキ販売価格について、前月比で150元(約3千円)引き上げると現地の需要家に通知したようだ。国内の需要は依然として力強さを欠く中、市況の底入れ機運を醸成する狙いがあるとみられる。一方で短期的な受注の伸びは期待しにくい環境にあり、市場では輸出をめぐる対応を注視している。