欧州鉄鋼業で、脱炭素に向けた新設備の投資が具体化してきた。ドイツ2位のザルツギッターは先週、2025年末の稼働予定で年産能力190万トンの電炉を新設すると発表。スウェーデンのスタートアップ企業、H2グリーン・スチールは同国北部のボーデンで新工場を着工した。EUは鉄鋼業などへの温室効果ガス無償排出権割り当てを26年から段階的に減らす方針で、今年...