関東地区の形鋼市場で、H形鋼が底値固めの段階に入ってきた。今週発表された各大手メーカーの建値がいずれも据え置かれたことで、市中に残っていた先安観が払拭された。懸念された鉄スクラップ安も底打ちが鮮明化したことで「中小を含めた建築案件が秋以降に出てくれば需給もタイト化し、形鋼市況にも弾みがつく」(流通筋)との期待感が高まっている。一方で一般形鋼...