関西地区の店売り薄中板市場は高水準な在庫率が続いている。コイルセンター(CC)各社は足元でも引き続き仕入れ調整に注力しているが、鈍いマーケット環境などから地区の自販在庫率が急減する見込みはなさそうだ。 関西コイルセンター工業会と大阪鉄鋼流通協会(OSA)薄板部会が毎月まとめている流通動態調査によると、7月末の自販在庫率は2カ月ぶりに全品種増...