日本製鉄の23年3月期の連結事業利益は8千億円と統合後最高だった前期に次ぐ高水準となる見通しだ。事業環境の先行きには不透明感もあるが、4日の決算会見で森高弘副社長は「(市場環境や為替などが)一番厳しい前提でみているので、そう下振れすることはないだろう」と自信をみせる。かなり保守的に見積もっており、上振れのシナリオもあるという。 一方、二酸化...