下落基調が続いてきた熱延コイルの国際市況が世界各地で反発し始めた。中国では上海先物市場のホット取引価格(10月限月)が約1カ月ぶりにトン当たり4千元(約595ドル)台を回復。欧州や米国市況も先週は小幅反発へ転じた。夏季の不需要期や自動車生産の下振れで需要は依然として振るわないが、鉄鋼メーカーによる採算改善に向けた動きが市況に反映されつつある...