自動車のボルトやナットなど重要保安部品の材料となる磨棒鋼や冷間圧造用(CH)鋼線のサプライチェーンが寸断の危機を迎えている。原材料高だけでなく、電力代やガス代といったエネルギー価格の高騰や副資材価格の上昇が棒線二次加工メーカーの経営を直撃。適正な製造コストの回収すらできず、事業の存続が危ぶまれる状況に追い込まれている。